なかむら腎・泌尿器科クリニック 中村 院長 - 医院・クリニックの建築をトータルサポート|ドクター建築ラボ@NAGOYA
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INTERVIEW

中村 小源太 院長
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地域医療の受け皿となるのが使命。
人との縁と感謝の気持ちを大切にしたい。

大学病院などでの勤務を経て2021年に開院した、泌尿器科、女性泌尿器科、内科のドクター。
地域に還元したいという開業の思いや今後の展望を伺いました。
愛知医科大学医学部卒業。愛知医科大学医学部泌尿器科学講座の助手・講師を経て、米国フロリダ大学泌尿器科留学。2012年に愛知医科大学医学部泌尿器科学講座准教授、2020年から医療法人清水会相生山病院に勤務し、2021年に愛知医科大学客員教授就任。2021年6月になかむら腎・泌尿器科クリニック院長。愛知泌尿器科医会の理事も務める。
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関わりの深い地域に培ってきた経験を還元

2021年6月に愛知県尾張旭市で開院しました。開業を考えたのは2020年頃のことです。出身大学があり学生時代から長年親しんできたこの地域に、自分が培ってきた経験を還元したいという思いからでした。それまでは大学病院で泌尿器を専門とする外科の医師としてロボット手術を手がけるなど、様々な泌尿器疾患の治療に当たり、ひと通りのことをやりきったという気持ちもありました。
開業を決め、クリニックをつくるに際し、税理士の方から紹介を受けたのが阿部建設です。ちょうど同じタイミングで、当院の隣に皮ふ科クリニックが開院予定だったのですが、その建物を阿部建設が手がけるということもあり、より効率的に進められるのではないかと考え依頼しました。

スムーズに動ける回遊動線が特徴

希望したのは“明るいクリニック”です。実際、採光に優れ、大きな窓から光が注ぐ待合室は開放感のある雰囲気です。木をふんだんに使い、患者さんがリラックスできるような空間にしました。白を基調とした外観にも木目をいかしています。今ではすっかり日常の風景として馴染んでいますが、開院当初は「きれいなクリニックだね」と言っていただきましたね。
もう一つ、設計で重視したのがクリニック内の動線です。患者さんが来院してから待合、診察といった流れ、スタッフが動く経路を考慮して、医師、患者さん、スタッフそれぞれが動きやすい“回遊できる”レイアウトにしました。トイレにも力を入れ、清潔感に配慮するとともに、検査のため便器一体型の機器も採用しています。

このように人の動きを考えてプランニングしたので使い勝手がいいですね。回遊動線を取り入れたクリニックはほかにあまりないのではないでしょうか。当院を見学に来た方がこのレイアウトを気に入ったので、阿部建設を紹介したこともあるんですよ。

中核病院とより良い関係を築き、地域で信頼され続ける医院に

当院は中核的な病院と連携し、“地域の受け皿”となることが使命だと考えています。ほど良い位置関係にある愛知医科大学病院、旭労災病院、公立陶生病院に加え、愛知県がんセンター、名古屋第二赤十字病院、福友病院とも病診連携しています。
現在は、私が大学病院に勤務していた時の患者さんも多く来院され、病院と当院の双方にとって良好な関係を築いていけるよう少しずつ進んでいる状況です。より良い関係をこれからも深め、連携体制を強化していきたいと考えています。
これまでずっと、出会ってきた方との縁を大切にし、その縁を曲げずに今日まで医療に携わってきました。縁あってつながった方たちへの感謝の気持ちを忘れずに、地域に密着したクリニックとして信頼され続けるよう役割を果たしていきたいと思っています。

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